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5月に入り、全国的に連休になった初日。 空は晴れ渡り、気持ちの良い朝が始まった。 どこからか微かな振動と共に一定音が聴こえる。 深い眠りからゆっくり引きはがされるその感覚に、 意識なく眉根を寄せた。 肌触りの良いシーツから腕を出し、枕に伝わる振動を 辿ってそれを掴んだ。 アラームをかけていた携帯だ。 手にすると同時にフラップを開き音を止める。 少し身じろいで腕を突くように身体を起こし、貴弘はベッドに座った。 半分閉じた目で時間を確認すると、午前6時1分。 ひとりで起きたにしては上出来だ。 自宅ならいつまで寝ていても兄嫁が起こしに来てくれるので 安心して眠ったままでいるのだが、ここではそうはいかない。 なにしろ、広いベッドの隣にいる男は貴弘以上に寝穢いからだ。 貴弘はそれを放っておいてベッドを降りる。 トイレへ行き洗面所で顔を洗い歯を磨く。 ざっと服を着こんでキッチンテーブルの上にあったパンを 冷蔵庫の牛乳で流し込む。 ちょっと足りないと思うが仕方ない。すぐに食べられるものは それしかないのだ。 そうしてもう一度寝室に戻ると、起きてからそれまで時間にすれば 10分しか経っていなかった。 経っていないが、寝室の中は何の変化もなかった。 彫像のように動かず、作りもののように美しい男は 確かめるまででもなく、眠り続けていた。 「今日、たぶん帰るの3時過ぎると思うから」 貴弘はそんなことも慣れていると、反応のない男に声をかけた。 「じゃあ行ってきます」 返事がないことも納得した上で、そう言い置いて スポーツバッグを抱え背を向けた。 部活に向かうのだ。 ひとりで勝手に家を出て、オートロックが自動的に閉まっても、 寝室に変化はなかった。 傍でアラームが鳴ろうとも、人が起きようとも、声をかけてもまったく 起きる気配を見せない男――それが長瀬夏流という男だった。 つづく ***** 始めました! よ! 終わってないのに。 ようやく起承転結の転にかかろうか、というところなのに。 週一の連載でも許してもらいたい。 終わったら早く更新したい。 それまで皆様、夏流と貴弘をよろしくお願いします。 しかし、今モーレツに、40と30男のリーマンが書きたい・・・ 高校生なんて書いてる場合か! ていうくらい。 (夏流を高校生のくくりに入れていいのかはおいといて) まぁちょっと我慢できず書いちゃいましたけど。 覚書、というふうには思えないほど第一話をがっつり。 これも、いつか更新したいです。 お披露目できる日がくるかな・・・ 今年の私は一味違うぜ。 と、言えるように頑張ります。 いろいろと。 PR |
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真っ白な場所に、ふわりと現れた。
比喩ではなく、本当に浮くように突然現れたのだ。 夏流は目の前に立った人物を見て、少し考えた。 髪がまず、ひざ裏に届こうかというほど長い。 女に見えるが、身体のほとんどを覆うのはコートというよりマントだ。 それも埃にまみれた年代物だった。 その足元に見えるのは皮のブーツだ。 加工していない本物の皮のブーツは、古いという以前のものに見える。 つまり、現代の人間には見えなかったのだ。 そうして相手は畏まったように笑って口を開いた。 「初めまして、私はナイトメア。夢や記憶を食べる獣を退治するものです」 夏流は少しだけ目を眇めた。 言葉はないその微かな変化を、ナイトメアと名乗る少女 ――幼い子供に見える――は見抜いて、両手を顔の前で振った。 「あ、あの、頭がおかしいわけじゃないです。変な宗教に入ってる わけでもないです。そもそも、私はこの世界の人間じゃないんです」 真っ白な場所で、ナイトメアは真剣だ。 夏流はゆっくりと瞬いてその姿を見ていた。 そして、これは夢だな、とあっさりと判断する。 しかし夢だからといって、目の前の生き物の言っていることを 信じるかどうかは別だ。 「この世界に、ちょっと性質の悪い獣が潜り込んでしまって、 私はそれを捕まえるために来たんです。それで、あなたにお願いがあって、 こうしてあなたの夢の中にお邪魔しました」 夏流は一言もしゃべらず、相手が話すことをただ聞くままに流していた。 それで構わないのか、ナイトメアはさらに言葉を強くする。 「あなたの記憶が、とても極上で強い餌になるんです。 私はそれを貸してもらいたいんです」 「・・・なに?」 ここで初めて、夏流は口を開いた。 夢であっても理解を超えたのだ。 「その記憶を貸してもらえれば、きっとすぐに獣を捕まえることが出来ます」 力説するナイトメアに、夏流ははっきりと眉根を寄せて顔を顰めた。 「貸すということは、返して貰えるんだろうな」 「もちろんです! ちょっと数日、記憶がなくなってしまいますけど、 ちゃんとお返ししますから、そうしたら何も変わりはないですから 生活にも支障はありません」 数日記憶がなくなって支障がないとは思えないが、夏流は反論もなく聞いた。 「そしてそのお詫びに、何か一つだけ欲しいものを差し上げます」 「欲しいもの?」 「はい、何でも大丈夫です、おっしゃってください」 「それはどこかから盗ってくるのか?」 「いえ! 違いますよ、ちょっといろんなところに頼んで、最終的に 合理的にあなたの手に入るようにしむける――ようにするんです」 どうしむけるのか理解しかねたが、夏流はそれにははっきりと首を横へ振った。 「必要ない」 「えっ」 「欲しいものは自分で手に入れる」 きっぱりと断られたナイトメアが狼狽えた。 「え、えっと、あの、でも、お礼というか貸していただく代償なので・・・ ええと、じゃあ、あなたの大事な方の欲しいもの、とかでは?」 自分の欲しいものはきっぱりと断った夏流だが、そう言われて少し首を傾げた。 それにナイトメアはほっとしたように手を合わせた。 「お願いします、どうか貸してください!」 夏流がそれにどう答えたのかは――後日の話になる。 *** 未来さんへ ビリー隊長には・・・ついていく体力がもうないです。 寝転んでても腹を割りたいわがままな大人です。 もともと筋肉の塊だったので、別にいいかな、と 筋肉を取り戻してみることにしました! 昨日撮ったはじめてのおつかいを見ながら更新・・・ パピーマミーと一緒に見てます。 意外にパピーがはまっております。 |
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だれけてるんだか働いてるんだかわかんない年頭です。
仕事する日としない日、交互にすごしております。 月曜日から本格的に働きます。 昨日すんごく腹の立つことがあったので、 うっかり密林で大量クリックしてしまいました・・・ 実姉にも愚痴りましたが、こんなときはGDですね! 西脇さんに癒されたいです。 そしてここにも愚痴ってやろう。 うちは田舎で、ガソリンスタンドも同じところを使うため 同級生だったり顔見知りだったりが店員で、 こっちの顔も覚えられてるわけですが。 もうカードもあづけっぱなしで、顔パスで燃料を入れて くれるわけです。田舎のスタンドならでわだと思います。 ですが、今月見た明細に知らないナンバーが・・・ 愚弟です。 去年より独り立ちしたはずの、愚弟のナンバーです。 問い詰めると、「1回じゃろ? 今回はええがん」と気楽な返事。 2回だ! 明細は確かなのだ。 つか、ただでさえ冬場は灯油代で増えるというのに、 愚弟のガソリン代までなぜ私が? ひと月7万超えるガソリン代だぞ? 気軽にええよ、なんて言えるほど私は裕福じゃない。 「今回はええがん」と繰り返す愚弟に、ふざけんな、と返すと。 「んーわかった」 ・・・・・わかる。 30年以上、姉弟してればわかる。 これは、払わない「わかった」だ。 携帯を勝手に買い替えたときもネットゲームを ダウンロードしたときも、これだ。 (ちなみに上記の代金は全部私が払った。家族一括 引き落としだったから。私が払ってた) ああああああっイライラするっ と、私が大量クリックするのも無理はない話だと思う。 あーやなこと書いた。 もっと楽しいことを書きたい。 なので、これから自分の部屋にこもって夏流と貴弘を 書いてこようと思います。 拍手のほうへ、コメントありがとうございます。 Beiさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします。 小説を楽しみにしてくださってる方、ありがとうございます。 今年はもう少し頑張れるようがんばりたいです。 そして水都を好きだとおっしゃってくれるあなた! 前にも同じ書き込みをいただきましたか? あなたのおかげで夏流と貴弘がブログに出てきそうです(笑 ただ、考えてたより長くなってきてどうしたもんかと なっております。 長くなってもいいですか? いちゃいちゃさせるために、起承転結のまだ承なんですけど。 そしてようやく、本日タイトルの目標について。 今年は目標を掲げようと思いました。 それは。 「腹筋を割る」 や、3段に、とかでなく。 割れないかな? とふと思って。 このたるんだお腹。 とりあえず、ジムもプールも近くにない田舎で、 走ったり歩いたりする人はよく見かけますが、 そんな時間は私にはないため。 なんか振動する腹巻をクリック。 はーこれで一ヶ月頑張ってみよう。 きっと割れたら、おもしろいはず。 ね! 別に、小説書いてて、夏流や貴弘の若さ溢れる 肉体にやきもちを妬いたわけじゃないです・・・よ。 |
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年末年始、長野に行って遊び倒してまいりました。
もうぐったりするくらい疲れてます。 体力はもう、ないようです。 ええ。 でも私と同じくらいの体力の子が一緒なので 何も問題はなかったようです。 去年は・・・去年も、か。 あんまり更新もなく。 そんなHPへお越しいただきありがとうございます。 今年も多分、あまり変わりないと思います。 でも、新しい一年もよろしくお願いいたします。 小さくですが、拍手劇場を更新いたしました。 年末、出かける間際にちょっと書きなぐったものですが。 相変わらずな二人を今年もよろしくお願いします。 んでもってボード旅行ですが。 楽しかったです。 ボード、こけても痛くても好きです。 転んだって楽しいです。 1日目は晴れてて楽しかったんですが、 2日目は吹雪いて・・・天候の悪いとき、滑るのは どうも無理で、早々にあきらめてだっらーと すごしましたが、楽しい旅行でした。 しかしあれですね。 旅行中、一緒に連れて行った旭陽くんに 言うのはやめましたが。 ここで言っとこうかな。 なんだか、ボードにはまった、と本人は言いますが。 楽しい、と言っておりましたが。 ひとつ、言いたい。 お前はスポーツに向いてない。 楽しかったならなにより。 はまったなら何より。 でも、次に行く時、レベルアップを希望するなら 別のインストラクターについてほしい。 別行動な。(まぁほとんど別行動しましたけど) 見ず知らずの人に、「騒がしいねーちゃんか」と 言われるほど・・・子供でも、あの広いスキー場で 君より騒いでた子はいなかった。 私はもう君にレベルアップは求めません。 好きに、お互い楽しく滑ろう。な。 いや、笑ったけどさ。 君の滑りっぷりには大きく笑ったけどさ。 改めて今年は。 まず、ブログ小説として。 夏流と貴弘の短編を更新したいです。 がんばり、ます! |
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「恋のつま先」 青山 十三 著 ディアプラスの漫画です。 ちょっと気軽な気持ちで手にしたわけですが。 これが。 もう。 もおおおぉぉぉう!! ツボでした! ツボっていうか、脳天打ち抜かれる感じ?! 読み終わったときでなく、読んでる途中から身悶える。 逆の意味で本を壁にぶつけたくなる。 本の角を机にガンガンしたくなる!! こう、雑巾を絞るように身体をぎゅうううーっとされる感じ! 解ってくれるじゃろうか?! 動機息切れを漫画読んで久しぶりにしましたよ! 内容紹介 高級洋靴店の主任・品川のもとに新人店員の新宿が配属されてきた。 恋の傷を抱えた品川にとって、自分を慕ってくる新宿は迷惑な存在で!? 一方、同じ店に勤める四谷は美男子・鷹場(たかば)に声をかけられる。 その後も鷹場は四谷を口説こうと迫ってくるが、四谷はどうしていいかわからず……? 以上。 アマゾンの中身をコピペ。 いやー正直、買う時はあらすじ見てなかったんですけど(笑 最近、夏目イサクにはまってるんで、その人が オビにお勧め描いてたからちょっと・・・と思って。 これは好きです。 紳士! 紳士が! 萌えと純情と愛情がミックスされてます。 紳士が紳士に跪くのがお好きなら是非に! そんな一冊でした。 あともう一冊、同じ日に買った本がありますが、あまりに 内容に差があるため後日。 最近、心いやすために本しか読んでない・・・というか、 帰ってお風呂入ってご飯食べたらもう瞼が開きません。 なのに! 今月の週末は全部埋まってしまっております。 忙しいのに。 みんな忙しいでしょ? だから師走なんだよ? なのに忙しい忙しい言いながら飲み会はするのね・・・ みんなの体力に乾杯☆ それに付き合う私に万歳。 でも先週の、お買い物は楽しかったです。 旭陽くんと唯愛ちゃんと。 旭陽くんのブログに、スナイパーな私が映ってますが。 私は人の服を見るのが好きで、いろいろ着せたり 買わせたりしますが。 しましたが。 結局、一番高い買い物したの私だよね? 買い物するときはする。 本屋に行かなかっただけ、この日の出費は少なかった。 と思う。 |
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