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王さまの双子の弟は、命を取らないまでも 王宮にそのまま居続けると本人の知らないところで 勝手に何かの駒にされかねない雰囲気だったので、 王さまのお父上はひっそりとその存在を消すことにされたそうだ。 王さまの双子の弟は、自分の出自を知りながら 王さまはそれを知っていたし、 繋ぎ役は、もちろん王さまの乳兄弟で幼馴染でもある、兄だ。 王さまの双子の弟が生きていたことは納得できた。 しかし、だからといって今のこの状況が納得できるかといえば、否だ。 私は年上の三人をまっすぐに見つめた。 全身から怒りのオーラが出ていたのは、仕方のないことだろう。 「それで、その弟さまが、どうして兄と一緒に 納得できる説明をもらうまでは決して誤魔化されるものか、と 「インパクトがあるだろう?」 それで、澄ますお積りだろうか。 本気で、と私がいっそう強く睨んでも むしろ兄と王さまの双子の弟のほうが心配そうな顔をしただけだ。 「それより、この子の気持ちを確かめたら、 「それは・・・」 「いや、勢いで言っただけかもしれない。もう一度確認したほうが」 年上の三人は、私のことを言っているようだが いったい何が、どうしてこの状況なのかまず最初に説明を PR |
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