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「気持ちとか、王さまのいう通りとか、勢いだとか、 それは私のことなんですか?」 正直ちょっと、勝てると思わないのは だけど私も負けるわけにはいかない。 なぜなら王さまの言葉が、私を動揺させるからだ。 「貰う」というのは、いったいどういうことなのだろう。 私はどうなるのだろう。 不安も入り交ざった気持ちに、王さまは世界に何の異常も 「私が王を辞めたあとで、お前だけここに残っていても どこへ。 王さまの突拍子もない発言に、私は混乱して 呆然としたままの私に、王さまはやっぱり変わらない顔で答えられた。 「どこへでも。だって私は自由になるのだから」 「自由になるのは明日の式が終わってからだ」 「最後まできっちりと仕事をしてもらわなければ にこやかな王さまの隣で難しい顔をする兄と ひとしきりまた三人で言い合った後で、 「さて、今頃混乱して右往左往してる五老院たちに説明してくるかな」 「きっと盛大に慌ててくれることだろう」 「しわくちゃジジィ共の歪んだ顔はさぞ見ものだな」 いつもは王さまに小言を言ったり自分の欲を 三人は私を置いて部屋を出て行かれようとしたが、 「お前を騙す形で悪かったけど、お前の気持ちが 私の頭を撫でて言ったのは兄だ。 「お前が優秀な小姓だということはよく聞いている。 兄と同じところを撫でて言ったのは王さまの双子の弟だ。 「遅くなるけれどここへ帰ってくるから、 私の頬を掬うようにして顔を上げ、耳に口付けと一緒に あまりにたくさんのことがありすぎてまだ混乱から そしてドアが閉じられ、王さまの自室に何の音も 全身が沸騰してしまうかと思った。 PR |
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総受けか?!
うらやましすぎるぞ……!
【2011/01/18 19:18】| | 旭陽 #8d41650655 [ 編集 ]
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